電動ハンドガンが死んだ。
冬の時期を乗り切った、まさに相棒と呼んでいいグロック18C。
満充電バッテリーをつないでトリガーを引いても、全く動かない。
どうしたんだよっぉぉぉぉぉ!
私は信頼するガンスミス、クルツ氏に連絡を取ってみることにした。
私 「クルツさ~ん、ヤバイの、電動ハンドガンが動かないの、助けてぇ~」
クルツさん「えぇ?電ハンの修理はやったことないけど大丈夫かな。どんな症状なの?」
私 「ぜんぜん動かないの。ウィ!とか、ギリギリ・・・とかもないの。」
クルツさん「だとしたら電装系かもね、どこかで断線とか接触不良とか。」
私 「さすがクルツさん、、、!原因を少しの情報で看破するとは!」
クルツさん「いやいやw 一度診てみましょうか。」
私 「ありがとうございます、、、!じゃ、」
クルツさんに診てもらえることになりました。ありがとう!クルツさん!!
~5月某日~
という訳で、クルツさんの診察現場から実況&カメラマン私がお送りします。
こちらが動かなくなった、東京マルイの電動ハンドガン、グロック18c。
まずは原因を限定すべく分解していきます!
銃上部の分解
1.スライドを外したのち、2つのネジを外して機関部のカバーを取り外します。
2.この2つのネジを外してフレームロックとノズルを取り外します。スプリングやOリングなど、細かい部品が入ってるので慎重に、、、。
3.このピンを外して、インナーバレルとトリガーを取り外します。
4.トリガーとインナーバレルの間に、バッテリーとのコネクターがあります。こちらを取り外して、、、。
本体上部の分解は、あらかた完了!
メカボックスの取り出し
1.グリップは粘着テープ?のようなもので貼り付けられているので、カッターなどでめくります。
そのまま貼りもどしても大丈夫なぐらい粘着は長持ちするそうです。さすが東京マルイ。
2.グリップに隠れた2本と、最初から見えてるピンを抜いていきます。
3.続いてグリップエンドのシールをはがしてネジを外すと、、、メカボックスが取り出せました!
初めて見た!電動ハンドガンのメカボックス。あたりまえだけどメチャクチャコンパクトにできてる!
設計者の執念と技術にホント舌を巻きます。
問題解決!
さて、トラブルの原因は断線か接触不良であると最初にアタリがついていましたが、どこなんだろう。
モーターが死んでたらもうどうしようもないし、みたところ断線もなさそう。
だとしたら犯人はお前だ!
はい、バッテリーを差し込むコネクタ部分ですね。
分解すると、ふたつある電極金具がへの字に若干曲がってました。
まだこれが原因だとハッキリした訳じゃありませんが、正常な状態にもどしてみましょう。
クルツさん「分解前にどちらの金物がどの向きで組み込まれているかを確認しておき、戻す際に電極の方向(プラスとマイナス)を間違えないようにね!」
まずは磨き。磨きクロスでピカピカに。磨きクロスを持っていない人は目の細かいやすりで磨きましょう。
ラジオペンチで、への字に曲がった電極をもとに戻して、、、。
コネクタに戻していきます。この戻す作業が結構難しくてめんどくさい(汗)組み上げるのに15分くらいかかってしまいました。
バッテリーを接続して実験。安全装置にドライバーを差し込んで、トリガーを引く、、、、動く!動くぞ!!
組み上げて実射。無事に復活できました!
クルツさん、本当にありがとうございました!
writer:まえやん
モーターもピストンも動いてるけど弾が出ない!という方はこちらもどうぞ
電動ハンドガンの弾がでない!!
電動ハンドガンの弾が出なくなってしまった(泣)
今回は不幸にもこうなってしまったときの原因と対応方法をお伝えしたいと思います。