みなさんこんにちは!まえやんです!
今日はガス漏れしてそのまま放置していた、東京マルイ M9 ガスブローバックガンの「ガス漏れ」を修理してみたいと思います。
ベレッタM9、、、とても素晴らしい銃ですよね。他の銃にはあまり見受けられないスライドの大きな切り欠きと、曲面が美しいトリガーガードが特徴的です。
イタリアの銃でありながらアメリカの法執行機関や軍に永く使われ、日本でもとても人気のある銃ですよね。
筆者は実銃を撃たせてもらったことがあるんですが、他のハンドガンと比べてとても撃ちやすかった印象があります。
ガス漏れ箇所の確認
さて、今回はガス漏れの修理。早速かかりましょう!
なかなか年季の入ったマガジンです。まずはチェックのためにガス注入。
やはりガスが漏れている音がしますねぇ~。
前回のガス漏れはマガジン底部からでしたが、今回は上部。
マガジンバルブ(放出バルブ)かガスルートパッキンからだと思われます。
マガジン上部の分解と清掃
どちらが悪いのか特定はできていませんが、各パーツ経年劣化もあるだろうということで、一度すべて分解してメンテナンスすることにしました。
先ずはピンポンチ(なければ細目の六角レンチ)とハンマーでロックピンを外していきます。
分解できました!
パッキンがかなり汚れていますね、マガジンリップの内側も相応に汚れていると思います。
両方ともキレイに汚れを落としましょう。
パッキンのほうはお湯で慎重に揉み洗いし、よく乾かしておきます。
こうすることで固まったパッキンの柔らかさと膨らみを少し回復させることができます。
次はマガジンバルブ。
パッキンを痛めないようにするために、バルブレンチでゆっくりと外していきます。
バルブレンチは専用の工具になるので、持っていない人はこの際購入してしまいましょう。
取り外しました。
ちょっと拭いただけでスゴい汚れ💦
ってあれ??パッキンがついてない!?
M9のマガジン、、、というか、大概のマガジンバルブには3つパッキン(Oリング)が付いているのですが、大きい2つが付いていません💦
なぜだ!?
マガジンバルブを抜いた跡を見ると、、ありました。
経年でマガジン本体に張り付いてしまっていたようです。
こんなことあるんだな💦
シリコンスプレーを吹きながら、ちぎれないように慎重にゆっくりとはがしていきます!
無事に取ることができました!
かなり汚れているので、ガスルートパッキンと同じように、お湯で慎重に揉み洗いしましょう。
この部分も、シリコンスプレーを染み込ませた綿棒などで綺麗に。
これでマガジン上部が分解できました。
マガジンの組み立て
ガス漏れはパッキンにシリコンスプレーを吹いて戻せば解消することがあります。
試しにそのようにして組み上げていきます。
シリコンスプレーを吹く理由は前回にも述べましたが改めて以下の2点。
- 摩擦を軽減することで、締めるときにパッキンを痛めにくくする。
- パッキンがシリコンを吸収して膨張することで、気密力をアップする。
綺麗に洗ったバルブに、よく乾かしたパッキンをはめ込み、シリコンスプレーを吹いておきます。
バルブレンチでねじ込み。
外すときと同様、優しくゆっくり。
あまり締め込みすぎるとパッキンがちぎれてしまうことがあるので気を付けて!
ガスルートパッキンにもシリコンスプレーを塗布して組み立て。
そしてガス漏れ確認。無事ガス漏れが解消しました♪
実射確認
M9のマガジンは装弾数26発。
ウォームアップしたマガジンとはいえ、この季節で初速60をマーク!(0.2gBB弾使用)
前よりパワーアップしてない!?
古いガスハンドガンでこの数値は悪くないと思います。
マガジンバルブのパッキンやガスルートパッキンがダメになっていたら
今回はメンテナンスだけでガス漏れが解消しましたが、マガジンバルブのパッキンの変形が著しかったりちぎれていたりするとやっかいです。
東京マルイからパッキンだけを取り寄せたり、同型のパッキンを探し出すことも可能ですが、幸いマガジンバルブは単体で販売されているのでパワーアップも見込んで手に入れてみてはいかがでしょうか?
ガスルートパッキンも各種販売されています♪
まとめ
今回の修理では問題の解決とともに、まさかのパワーアップ(回復?)という結果に至りました!
ガス漏れしたからとあきらめずに、一度修理にチャレンジしてはいかがでしょうか?
それではみなさん、よいサバゲーライフを!
writer:まえやん