こんにちは、まえやんです。
今回は、マルシン工業より発売されている、発火式金属製モデルガン「南部式小型自動拳銃 ベビーナンブ」をギャラリー形式にて紹介していきたいと思います。
正面から
来歴:19世紀末、ヨーロッパにてオートマチック拳銃の開発がされはじめました。
日本でも陸軍に所属していた技術将校、南部 麒次郎(なんぶ きじろう)が1902年(明治35年)に、ベビーナンブの前身となる「南部式自動拳銃」を開発。
その後の日露戦争にて実戦使用された記録が残っています。
正面から(2)
南部自動拳銃は大型の(甲)と(乙)、小型の3種類が製造され、大正時代を中心に帝国陸軍や海軍で使用、中国やタイなど海外にも輸出されています。
右側から(1)
今回紹介する「南部式小型自動拳銃」は軍でも多少使用されていましたが、低威力かつ高価なため 将校の携帯銃や恩賜品に使用されたイメージが強いですね。
右側から(2)
現在は現存するものが特に少なく、海外では「ベビーナンブ」という愛称で親しまれながら高額で取引されているそうです。
右側から(3)
モデルガンについて:全長約170mm、銃身長約110mm、重量約550g(カート含む)
その名のとおり小ぶりですが、金属製の心地よい重量感があります。
そしてこの磨きあげられた金色。軍用の実銃はもちろんこんな金ピカではありません、これは「記念品」エディションといったところでしょうか。
高級感がハンパじゃないです。
以前サンドブラスト加工されたような質感のベビー南部も発売されていましたが、やはりこうでないと!
上面刻印
今回撮影しているのは「御賜(みたま)」の刻印が入ったもの。
御賜とは「天皇陛下より下賜されたもの」という意味です。
マルシンから発売されているベビーナンブの刻印には4つのバージョンがあります。
写真右から順に
・東京砲兵工廠刻印
・東京瓦斯刻印
・御賜刻印+東京砲兵工廠刻印
・令和刻印(新製品)
新製品「令和」が人気ですが、私は写真の「御賜」刻印が好きです。
右側刻印
右側には「南部式」の刻印が。
フロントサイト
リアサイト
サイトはこんな感じ。
トリガーまわり
トリガーをは外側からアプローチする方式。
古い機構ですが、当時はこの方式も珍しくありません。
トリガーガードが小さく感じますが、これは後継の南部十四年式で大き目に改良されます。
グリップ
このモデルのグリップは樹脂製。
これは木製に換装したいところですね。
前面のグリップセーフティは、この銃唯一の安全装置になります。
マガジンとカート
5発装填。発火式開放型カート。
発火して楽しみたいならもう1セット追加ですね!
マルシン「南部式小型自動拳銃 ベビーナンブ」モデルガン パッケージ
2022年4月発売のバージョンはこの箱に入っています。
過去には桐箱パッケージもありました。
きっちりと箱に納めて、撮影終了です!
マルシン 発火式金属製モデルガン「ベビーナンブ」はいかがでしたでしょうか。
「御賜」刻印を前にすると、気持ちがキリっとしました。
最後までご覧いただき、ありがとうございました!
writer:まえやん