皆さんこんにちは。初めましての方は初めまして、お久ぶりの方はお久しぶりでございます、おじさんのクルツです。
遅れてしまいましたがあけましておめでとうございます。本年も変態っぷり全開でお届けしていきます。
さて、時は2018年12月末日、皆さんこの時期は年末年始とあって年越しの大掃除に見舞われていたかと思います。僕もその一人だったのですが、やっぱり大変でしたね、大掃除、、、。
何がってエアガン関係の荷物が多いんですよもう!!
趣味に走るおじさんって結構こういうグッズ関係の整理に困ったりはしないでしょうか?
ちなみに2018年も順調にエアガン関係のグッズを増やしに増やして、それの整理に1日費やしました(笑)
そんな割と忙しい最中、ふとブログライターズのビッグボスことブログ管理人のまえやんさんからLINEに連絡が飛び込んできたんです。
「クルツさーん、大掃除してたら押し入れの奥底からマルイの古いエアガン発掘したんですけど直してみません?」
…
……
………
この年末年始の忙しい時期にそうきたかビッグボス!!
やったろうじゃねぇかッ!!
ということで、2019年一発目の僕の記事では、東京マルイ製の電動ガンを直してみようと思います。
年が明けて2019年1月、ビッグボスよりお預かりしました今回の電動ガンがこちら。
東京マルイ製 CAR-15
実銃ではコルト社のアサルトカービンの総称として、教育や訓練、航空機や車両の搭乗員、特殊部隊などの特殊用途火器として開発されたARシリーズの短縮モデルの自動小銃になります。
トイガンとしては、国内では東京マルイが1997年に製造したモデルがあり、現在では廃盤となっている入手困難なモデルとなっています。海外製では、香港のG&P社が、中国本土のGolden Eagle社などからモデルアップされており、入手しやすいものでもあったります。
今回は前者の東京マルイ製の廃盤モデルとなります。
電動ガンの歴史としてはまだ浅い時期の機種ではありますが、恐らく内部の構造や基本的な組込み方法などは現代モデルと大きな差はないと思いますので、直すのもそう苦労はしないかなと思います。
てことでやっていくぜオラァッ!!
とりあえず何をする前にも症状とご要望をまとめないと修理方針も定まらないので色々と聞き出しました。
症状:
- ストック外れちゃってるが、組み込みパーツは全部あると思う。
- バッテリーを繋いでも鈍い音がして動かない
要望:
- とりあえず動くようにしてほしい
とのこと。
20年以上前のエアガンですし、長らく放置されてることもあって動かないんだろうなぁという考えはありましたので、今回は本体の分解(オーバーホール)と組み込みを行っていきます。
~外装分解編~
1. ハンドガードの取り外し
フレームとハンドガードのデルタリングと呼ばれる固定具をフレーム側に引っ張り、ハンドガードを外します。
ハンドガードは分割されて取り付けられているため、両方とも外しちゃいます。
2.電線の取り外し
CAR-15はハンドガードの中にバッテリーを入れる前部配線仕様で、分解するためには接続されている電線も取り外す必要があります。
電線はコネクターで繋がっているだけなので、コネクターを折らないように慎重に引き抜きます。
3.フレームロックピンの抜き取り
上下に分割できるARシリーズのフレームにおける、アッパーレシーバ(上側)とロアーレシーバー(下側)を固定している太いピンです。
こちらもピンポンチやドライバーなどで叩いて、指で引き抜きます。
4.マガジンキャッチレバーの取り外し
差し込んだマガジンを固定し、押したら自重で落下させる例のパーツです。
電動ガンでは後述のメカボックスと接続されているため、細いプラスドライバーや、機種によっては六角レンチなどでネジを取り外して、パーツ一式を外してしまいます。
取り外したパーツはなくさないように、容器に入れたり、仮組みしておくことをお勧めします。
5.グリップ、モーターの取り外し
電動ガンの殆どはグリップの中にモーターを組み込んでいますが、こちらも取っ払っていきます。
まずはグリップの底部にある2つのプラスネジを外し、底蓋を取り外します。
底蓋を取るとグリップ内部に格納されているモーターが見えます。
この時にモーター底部に取り付けられている丸い当て板を無くさないように取り外し、モーターから電線を取り外してモーターも抜き取っちゃいます。
そしてモーターを抜き取ったグリップの中に、更にメカボックスとグリップを固定しているプラスネジが見えますので、こちらも取り外して、電線を引き千切らないようにグリップを取り外します。
7.トリガーロックピンの取り外し
トリガー上部にある細いピンです。
こちらもピンポンチなどで叩いて抜き取っちゃいます。
8.フレームの分割
ここまでで一通り外せるパーツは取り外せましたので、連結されているフレームを分割します。
アッパーレシーバーを前方に引き抜くようにすれば分割ができます。
9.電線、インナーバレルの取り外し
CAR-15は前方配線で、電線がアッパーレシーバーの穴に通されているため、強引に引き抜くと配線を傷つけてしまいます。
電線を完全に引き抜く前に、ある程度アッパーレシーバーが自由に動ける程度まで抜けたら、先にインナーバレルを引き抜きましょう。
インナーバレルはチャンバーユニットと一体となってアウターバレルに差し込まれているだけなので、そのまま引き抜いてしまいます。
その後は電線を慎重に抜き取れば、分割が完了します。
以上で外装の分解ができました。
次回の記事ではいよいよ内部パーツの分解と調整を行います。
それでは、また次回!!
writer:クルツ