皆さんこんにちは、ビッグボスに日程調整をして頂きながら連続投稿の真っ最中の電動ガン弄りおじさんこと、クルツです。
なんかもうこの辺の挨拶とか変な前置きとかを考えるのが正直面倒というかネタ切れを起こしそうなので、前置きはキング・クリムゾンッ!!
ということで前回東京マルイ製CAR-15の外装について破壊の限りを尽くす手前まで行いましたので、ここからは理解・分解・再構築を交互にやっていく形になります。
と言うことで早速始めていきましょう。
さて、前回は外装の大半を破壊し、上記写真のような状態となりました。
ここから更にメカボックスを取り外して内部パーツもろもろを全部取っ払って~、、、とやっていくと、どれがどこのパーツだったッ?!と、本当の意味で破壊して修復不可能な案件になりそうなので、今回は中から出てきたもう一つのパーツ「インナーバレル」と「ホップアップチャンバー」の調整を行っていこうと思います。
今回調整を行うインナーバレルとホップアップチャンバーですが、エアーソフトガンにおいて命中精度に大きく影響されるパーツになります。
そしてサバイバルゲームを行う上で最も汚れる内部パーツと言っても過言ではないでしょう。
いくら綺麗とはいえBB弾を何千何万発と通していけば、決して綺麗とは言えない空気やBB弾との摩擦・接触により、使っていくうちにどんどん汚れが溜まってきては初速の低下を招きます。
さらにBB弾にバックスピンをかけてホップアップさせる内部のゴムパッキンも擦り切れて(ゲーム中の不調に心が)折れる日まで、(そして突然発射されなくなりガンショップに修理目的でエアガンとお財布の中身が)羽ばたいていくことも考えられるかなと思います。
( ゚д゚ )彡そう!
そうならない為にも、サバイバルゲームから帰宅したその日の夜や、不定期でもこまめにインナーバレルの掃除などは欠かしてはいけません。
普段からこまめにやっている方も、まだやったことありませんって方も、この記事を読みながらしっかりキレイキレイして真っすぐで理想な弾道を目指していきましょう。
というわけでインナーバレルとホップアップチャンバーをバラバラにしていきます。
1. ホップアップの開放
ホップチャンバーからインナーバレルを引き抜くために、まず引っ掛かるホップアップを開放します。
この機種の場合、ダイヤルを矢印とは逆方向に回せば開放できます。
2. バレルストッパーの取り外し
インナーバレルとホップチャンバーを固定している「C」の形をしたプラスチックのパーツです。
こちらはインナーバレルに彫ってある溝に嵌め込んでいるだけなので、爪や細いドライバーなので引っ掛けて取っ払います。
3. インナーバレルの引き抜き
ストッパーが取れたら、そのままインナーバレルを引き抜きます。
長らく放置されている機種だと、ホップチャンバーの内側に塗り込まれているシリコンスプレーなどが固まって抜けない場合もありますが、慎重にグリグリとこじってあげれば引き抜くことが可能です。
4. ホップパッキンの取り外し
インナーバレルに挿入されていて、BB弾にバックスピンをかけているゴムパッキンです。
こちらも固着している場合もありますが、破らないように慎重に引き抜いちゃいます。
5. インナーバレルの掃除
完全に分解したインナーバレルの中を覗いてみると、油分を含んだ粉塵とか、砂埃とか、何か良くわからない黒い汚れとか、いろいろ付着していることが多いです。
これらの汚れの原因は、メカボックスから押し出される空気に混じって飛び散ってくるグリスや大気中の不純物、ハウスダスト、砂埃などが、通過するBB弾で拡散されてしまっている汚れです。
これらの汚れが溜まってくると、通過するBB弾にも付着して、初速低下、弾道不安定を招き、最悪の場合弾詰まりを起こして発射不可能となります。
こうした事故を防ぐためにも、インナーバレルの中はしっかりと清掃してあげましょう。
清掃は、エアーソフトガンを購入した際に付属するクリーニングロッドにティッシュや眼鏡クリーナーなどの布を巻き付けて、インナーバレルに突っ込んで前後にこするだけでOKです。
またもう少し拘りたいそこのあなたには、ライラクスからバレルリフレッシャーが、KM企画からバレルリテーナー(液体洗浄剤)など、インナーバレル清掃専用製品も販売されているので、是非HBLTのホームページからご購入してくださいッ!!
6. ホップパッキンの組み込み
さてインナーバレルの清掃が終わってめっちゃキレイキレイになったところで、取り外したもろもろのパーツを組み込んでいきます。
まずはインナーバレルとホップパッキンの間の気密を確保するために、インナーバレルに開けられるホップ窓と呼ばれる穴の前側に、シリコンスプレーをワンプッシュだけ吹き付けておきます。
シリコンスプレーを吹き付けたら、インナーバレルに彫られている縦筋と、ホップパッキンの中にある縦の突起の位置が合うように、ホップパッキンを差し込みます。
正常に差し込みができたら、ホップアップの突起がホップ窓からしっかりと出ているか、指で押して確認してみましょう。
7. ホップチャンバーへの組み込み
次にホップパッキンとホップチャンバーの間の気密を確保するために、ホップパッキンにシリコンスプレーをワンプッシュ吹き付けておきます。
この時に、ホップ窓が上側になるように挿入します。
、、、ここでおじさん、気付く、、、。
金属リングがない、、、、、。
解説すると、インナーバレルとホップチャンバーとのぐらつきを抑えるために、本来インナーバレル、ホップパッキンの前側に金属のリングが取り付けられているんですが、それが無い、、、。
もう一度バラしたパーツを確認してみよう、、、、ないッ、、、、。
おじさんの修理パーツの在庫はあるかな、、、、不足ッ!! 圧倒的在庫不足ッ!!
これはもうどうしようもないので、ちょっと邪道な方法をとらせて頂きます。
画面の前のよい子の皆は、絶対にマネしないように取り外したパーツは無くさないようにしましょう。
8. シールテープの巻き付け
本来金属リングが差し込まれるインナーバレルの箇所に、水道管とかの修理で使用されるシールテープを巻きます。とにかく巻きます。
巻き付ける場所と巻き付ける回数は、ホップチャンバーと相談しながら巻いていきます。
9. ホップチャンバーへの組み込み2回目
ホップパッキンとシールテープも組み込んで、改めてホップチャンバーに組み込んでいきます。
インナーバレルを差し込んだら、インナーバレルの側面に彫られている溝の位置を合わせて、ストッパーを嵌め込んだら組み込み完了です。
10. ホップアップの突起の確認
組み込みが終わったら、最後にホップダイヤルを回して、実際にホップアップの突起が真っすぐに、そしてしっかりと出ていることを確認しましょう。
この時、「ホップダイヤルを回しても突起が出ない」、「ダイヤルを回してないのに出すぎている」、「なんか斜めに突起が出ている」などの問題がある場合、もう一度組み込み直してみましょう。
ここばっかりは試行錯誤の繰り返しです。おじさんも良く組み込み間違えてますが、綺麗に突起が出てきたときは絶頂すら覚えるッ!!
皆さんお疲れ様でした。インナーバレル、ホップチャンバーの調整は以上になります。
これであなたも綺麗な弾道を描けることができるでしょう。
さて、次回はいよいよ電動ガンの心臓部分、「メカボックス」の分解を行っていきますぞ!!
writer:クルツ
古い電動ガンを直してみよう! その1 外装分解編
皆さんこんにちは。初めましての方は初めまして、お久ぶりの方はお久しぶりでございます、おじさんのクルツです。
遅れてしまいましたがあけましておめでとうございます。本年も変態っぷり全開でお届けしていきます。