こんにちは、まえやんです。
今日は愛銃の東京マルイ次世代電動ガン「SCAR-L」の初速アップに挑戦です!!
初速を上げるといっても方法はさまざまですが、今回は「インナーバレル」と「ホップパッキン」を換装するという、おそらくもっとも簡単で単純な方法でのチャレンジをしてみたいと思います!
メカボックスを開けることのない改造、ただそれだけでどれだけ初速が上がるのか?
それでは早速いってみましょう!
準備編
机に明るい色のバスタオルを二重に敷きます。
こうすることで、
- 机が傷つかない。
- 細かいパーツが転がってどこかにいってしまわない。
- 黒いパーツが多いので下が明るいと見失いにくい。
という効果が得られます。
本格的な作業スペースの無い私にピッタリですな。
新しく購入したものは4品。
1つ目は インナーバレル
おなじみLayLax社の「インナーバレル EGバレル 300mm」です。
東京マルイの純正インナーバレルは内径6.08mmですが、このEGバレルの内径は6.03mm。
BB弾を発射するために放出されるエアーを 逃がさずパワーに変換できるように、タイトな造りになっています。
逆に内径が広いルーズバレルもあって、そちらは空気の流れを纏わせることで直進性がアップするタイプになりますが、今回はタイトバレルを使用。
2つ目は ホップパッキン
同じくLayLax社の「ストレートチャンバーパッキン ソフト」です。
通常パッキンにはHOPをかけるための突起がついているのですがこの商品にはそれがなく、押しゴム(HOPテンショナー)のみでHOP形状を作ることにより、長く浅くHOPをかけることができるようになります。
BB弾通過時に抵抗となるエネルギー損失を抑える事ができるとのこと。
3つ目は HOPテンショナー
LayLax社の「HOPテンショナー ブリッジ (ソフト&ハード)」です。
パッキンにHOPをかけるための突起が無いタイプを使用する際は、こちらのHOPテンショナー(押しゴム)が必要。
突起が付いているタイプを使用する際は純正の押しゴムでも問題ありませんので、必要のない方は読み飛ばしてくださいね✨
4つ目は 高粘度グリス
東京マルイの「メンテナンス グリス セット」を購入しました。
インナーバレルとHOPパッキンの気密性を上げるために使用します。
使用するのとしないのとでは初速に少なからず影響を与えるそうなので、こちらは必須で!
あとは工具ですね。
精密ドライバーと六角レンチがあれば大丈夫。
写真にはハンマーが映っていますが使用せずに済みました。
弾速計があれば作業にかかる前にHOPを最小に緩めて初速を記録しておきましょう。
分解編
まずはアッパーレシーバーを外します。
両面合わせて4本、
両面合わせて2本、
リアサイトを起こしたところにあるこのネジ、合計7本のネジを外します。
そうするとアッパーレシーバーを外すことができます。
簡単ですよね♪
M4だともっと簡単に外せるんですが、それはそれ。
取り外したアッパーレシーバーの内部に、チャンバーが見えてきました。
このチャンバーを、ぐっと中に押し込み、左に回して抜き取ります。
動画だとこんな感じ。
抜くときにちょっと力入れてますね💦
この動画はインナーバレルを換装した後に撮影したので、銀色のインナーバレルが付いています。
抜き取ったものが上の真鍮のインナーバレル。
下に換装予定のステンレスのインナーバレルを並べてみました。
インナーバレルを固定するU字型のパーツをツメか薄いマイナスドライバーで外します。
割れてしまわないように気を付けて!
U字型のパーツが取れれば、インナーバレルを抜くことができます。
HOPパッキンを外して分解完了!
分解後のHOPパッキン。
固くなって変形していますねー。ほんとお疲れさまでした!
インナーバレル・HOPパッキン取り付け編
新しいインナーバレル。HOP窓は小さめに見えます。
窓の裏側には、HOPパッキンの向きを合わせるための溝が。
ここで登場、東京マルイ 高粘度特殊グリス!
バレル内部にグリスが入り込むとややこしいので、HOP窓を避けてグリスを薄く塗り付けます。
グリスを塗ることでHOPパッキンとの気密が上がり、より無駄なく多くの空気をBB弾に送り込むことができる訳ですね。
真鍮の輪と新しいパッキンを装着し、余分なグリスを拭き取ります。
今回使用するパッキンはHOPの突起が無いタイプなので、インナーバレルの溝に合わせる必要はありませんが、突起があるタイプのパッキンを使用する場合はきっちり合わせるようにしましょう。
HOP窓が上部にくるようにチャンバーに差し込んでU字型のパーツをはめ込み。
これでインナーバレルの換装は完了です!
HOPテンショナー取り付け編
次はHOPテンショナーを取り替えます。
HOPの突起があるタイプのHOPパッキンを使用される場合は換装する必要はありませんので、読み飛ばしていただければ。
HOPの突起が無いタイプだと純正の押しゴム(HOPテンショナー)では押す量が小さくなってしまうため、一部の機種を除いて取り換えないといけないんです。
説明書によればSCAR-Lに使用する場合は両端をカットしなきゃならないとのこと。
早速まな板でカット。
切り落としました。
この時、キレイに切り落とさないとHOPのかかり具合に偏りが出る可能性があるので、バリが出ないように仕上げましょう。
それでは、組み込んでいきます。
チャンバーのピンをピンポンチか精密ドライバーで抜くと、、、。
簡単に分解できました。
円筒型の小さいパーツが純正の押しゴムになります。
これを換装します。
偏った場所に置いてしまわないよう、慎重に載せていきます。
押すパーツ入れ、テンションレバーを図のように差し込み、、、
ピンを留めて組み込み完了です!
確認&組み上げ編
HOPパッキンやHOPテンショナーを換装したあとは、本体に組み込む前にちゃんとHOPがうまく作動するかどうか確認が大事。
写真はHOPが掛っていない状態。
ダイヤルを回してHOPを最大にかけてみます。
おや?
押す量は問題ないですが、ちょっと右に下がってる、、?
HOPテンショナーの組み込みが少しずれたのかも。
このまま撃つと弾が右に反れて行ってしまうので、平行になるように調整しましょう。
HOPに問題が無くなればいよいよ本体に組み込み、アッパーレシーバーを入れ込む際には、この「ボルトリターンスプリング」をはめるのを忘れずに。
結果発表!
さて、いよいよ結果発表です!
作業前は、0.2gBB弾10発平均で 90.5 m/s でしたが、、、
作業後は、93.0 m/s という結果に!
約2.5の初速アップに成功しました!
「そんなにちょっと、、、?」って思われるかもしれませんが、90台だった初速がコンスタントに93でると「おぉ!」ってなりますよ✨
個人的には大満足、愛銃のことがもっと好きになりました♪
いかがでしたでしょうか?
それではみなさん、よいサバゲーライフを!
writer:まえやん