みなさまこんにちは!
まえやんです。
今日は、留之助ブラスター 2019 リテイラー・エディション ダミーカート式モデルガンをレビューしたいと思います!
留之助ブラスターは、1982年に公開された近未来SF映画の金字塔「ブレードランナー」でハリソン・フォード演じる主人公、リック・デッカードが使用した架空の銃です。
出典:amazon
「2019」とは、映画の舞台が2019年で、続編の舞台の2049年と区別するため明記されています。
映画ブレードランナー
当時としては独特の世界感が、以降のSF映画やアニメに絶大な影響を与えました。
「スターウォーズ」「スタートレック」といったスペースオペラが人気だった中で、ハードボイルドなテイストとシド・ミードのデザインする雨の未来都市の魅力に観客だけでなく、クリエイター達も取り憑かれたようです。
そして、そんな映画の世界観にマッチしたブラスターにもコアなファンが。
それでは早速見ていきましょう!
まずはパッケージから
まずはパッケージから。
しっかりしたボール製の箱。プリントが美しいです。
蓋と付属品・クッションを外したところ。
くりぬかれたスポンジの中に鎮座しています。
本体とダミーカート5発の他にはこのような部品が入っています。
内容物は、
- 本体
- ダミーカート5発
- 取扱説明書&ギャラリーブック
- ポストカード2枚
- ポスター
- 手袋
- メンテナンス用のレンチ類
右側から
取り出した時に、ずしっとした重みを感じました。
なんと1,2kg!
カートを装弾すれば、10インチデザートイーグルを超える重さ。
モデルガンならこの重量感はアリですよね。
近未来的でありながら、旧銃の渋さをもつデザインです。
グリップ
ひと際目立つのは透明なグリップ。
飴色の樹脂は気泡もなくしっかりと作り込まれています。
グリップを拡大したところ。
細かい菱形のチェッカリングが成型され、フィンガーグルーブもついていて、しっかり握り込めます。
上部バレル
このブラスター、よく見るとバレルの上にもう一つバレルで包み込むようなカタチをしていて、計2本のバレルを持っています。
右側からアクセスできる上部のバレルはなんとボルトアクション!
ストロークは短いですが、引くことができます。
ちゃんとポートも開くという凝りようがたまりません♪
モデルとなったボルトアクションライフルは、ステアーAUGで有名なシュタイヤー・マンリヒャー社の「SL」。
同社はオーストリアの会社なので、刻印もそのまま「MADE IN AUSTRIA」
バレル逆側には、そのまま「シュタイヤーマンリヒャーのモデルSL」とバッチリ入っています。
美術監督のシド・ミードがプロップガンを作成していましたが未来的過ぎてボツとなり、小道具係が急遽作ったため、消すのが間に合わなかったとかなんとか。
しかし雰囲気がとてもいいので、このままでも作品のイメージを損なうことはありませんね!
バレル先端にはシリアルが刻印されています。
トリガー
特別目を引くダブルトリガー。
おそらく上部バレル用と下部バレル用に分かれているのかな?
と思っていたのですが、SLライフルには2つのトリガーがもともとついています。
古い銃からの流用なのに、未来感があるってスゴイ。
2つのトリガーにはセレーションが施されています。
LEDライト
アイロンのような形をした下部もSLからの発想。
ここについている赤色のLEDは、、、
このスイッチで点灯させることができます。
ONにするとふんわりと発光。
サイド2か所づつと下部の合計5か所光ります。
公式ではありませんが、残弾数を示すものではないかとの考察がありますね。
マズル
マズルを見ると、2つのバレルが重なっていることがよくわかります。
下バレルはバレット(鉛弾)を射出しますが、上バレルはボルトアクション式ブラスター(熱線銃)と予想されています。
右側から
次は左側からの全体像。
シリンダーが見え、リボルバーらしいフォルム。
シリンダー
スイングアウトしたところ。
ボルトアクションのSLに対して、リボルバー部はチャーターアームズ社の「ブルドック」がモデル。
ブルドックは5発装填な分シリンダーが細く、プロップに組み込みやすかったのかもしれません。
一緒にスイングアウトされる緑LED?のついた棒は、照準器だと予想されています。
フロントサイト・リアサイトとも付いていないので、理にかなった予想ですよね。
手前側のトリガーがハンマーと連動しています。
奥側のトリガーはブラスター用のものでしょう。
最後にもう一度グリップ
グリップに横から光をあててみました。
イイ感じの透け感。
まるで琥珀のようですね。
グリップエンドは厚めの金属製。
グリップにウェイトを置けない分、この部分でバランスが取れています。
最後に
留之助 ブラスター 2019 リテイラー・エディション、いかがでしたでしょうか。
私はこの銃を触りながら、映画の様々な登場人物、デッカードやレイチェル、バッティに想いを馳せました。
「それらすべての瞬間が時の中に消えていく。雨に打たれた涙のように。」
ファンにはたまらないコレクションだと思います!
今日はこのあたりで。
ではみなさん、よいガンライフを!!
writer:まえやん