こんにちは、まえやんです。
今回ご紹介するのは、エアガンの中でも異色中の異色、KTWの「フロントロック・ピストル」です。
右側から
フロントロック式とは
撃鉄に火打石(フリントロック)が取り付けられ、それが撃発時に火花を散らし火薬に引火、弾丸を発射する方式のことを「フリントロック式」といいます。
左側から
火縄銃の「マッチロック式」の次の世代となる「フリントロック式」は、管打ち銃「パーカッション式」の登場まで、18世紀を中心に100年以上続きました。
左側フレームのレリーフ
火縄銃よりも雨などの天候に強く、構造も複雑ではなく安価なため、ヨーロッパを中心に各国でもこぞって取り入れられていきました。それほど画期的な方式だったのでしょう。
左側グリップのレリーフ
そのころ日本では
とても平和な日常を満喫していた江戸時代。
日本産の火打石が弱いって理由もありますが、普及はしなかった模様。
グリップ後方のレリーフ
応用商品としてこの機構を借用した日本初の「ライター」が平賀源内によって製造されたそうです。
日本製のフリントロック・ピストルは確認できませんでしたが、あれば是非みてみたいですね!
グリップ底面のレリーフ
銃のモデル
今回紹介するこの銃は、その「フリントロック式銃」の中でも、1770年代にアメリカのジョージ・ワシントン大統領の銘入りで特注された、67口径スムーズボア・フリントロック・ピストルをモデルとしています。
下側にもレリーフが
KTW エアガン「フロントロック・ピストル」
それでは、エアガンとしてのこの銃を見ていきましょう。
スペック
全長:363mm
全幅:55mm
全高:140mm
重量:738g
装弾:6mmBB弾・12発装填
先ほどからもアップしているとおり、随所にレリーフをあしらわれた豪華な造りになっています。
フレームは樹脂製で、少しおもちゃ感があるかな、、。
別売りにて木製フレームが2種ありますので、これは是非換装していただきたい!
持った感じは割と握りやすく、重たくもなく軽すぎもせずイイ感じ。
装弾は、このマガジンロッドを取り外して、、、
銃を立てながら、BB弾を装填。ロッドを戻します。
駆動部(1)
右側、ハンマーが落ちている状態から、、、。
駆動部(2)
ハンマーを引き、当たり金をセットしました。
これであとはトリガーを引くだけで発射できます。
ハンマーは、両手じゃないと引くことができません。
この不自由さが古式銃ならではのロマンですよね。
初速は平均70程度で安定していました。
付属のレンチを使えばホップ調整も可能です。
まとめ
KTW 「フリントロック・ピストル」、いかがでしたでしょうか?
携えてサバゲーに出かけるのも面白いですが、私は木製フレームに換装して飾っておきたいなと思いました。
最後までご覧いただき、ありがとうございました!
writer:まえやん