みなさまこんにちは!
まえやんです。
今回は、マルシン M36 / M60 を通して、各素材や色がどのようなものなのか見ていきたいと思います。
S&W M36 チーフスペシャル、カッコイイリボルバーですよね!
このブログでも2年前にレビューしたことがあります。
この記事の中でも触れていますが、マルシンさんは同じ種類の銃でも素材やカラーの違いでバリエーションをたくさん発売されています。
では、その違いがどういったものなのか、その特色は?
それぞれ触れていきたいと思います!
今回用意したのはこの4種
- 左上:M36 3inch ABS マットブラック
- 右上:M36 3inch ABS Wディープブラック
- 左下:M36 2inch HW ブラック
- 右下:M60 3inch ABS シルバー
商品名に ABS と HW という文字がありますが、これが素材を表しています。まずはこの「素材」から見ていきましょう。
ABS樹脂
ABSはプラスチック(合成樹脂)の一つで、正式にはABS樹脂と呼ばれます。
A の「アクリロニトリル」には耐熱、剛性、耐油の強みが
B の「ブタジエン」には耐衝撃の強みが
S の「スチレン」には光沢、加工性の強みがあって、
それらを合成することによって、エアガン・モデルガンに最適な いいとこどりの樹脂になったわけです。
耐衝撃プラスチックとも呼ばれていて、様々な商品にも用いられています。
ただ、長時間にわたる日光の照射には弱いのと、銃の素材にしては軽すぎるという一面もあります。
ヘビーウェイト樹脂
ABSの「銃の素材にしては軽すぎる」という欠点をカバーするために、ABSに鉄や亜鉛、アルミなどの金属の粉を練り込んだものがHW、正式にはヘビーウェイト樹脂と言います。
金属の比重が加わるわけですから、この樹脂で作られたエアガンやモデルガンはズシっとした重みが感じられるようになります。
仕上がりもABSより少しざらついていて、より金属に近い質感が楽しめます。
金属が含まれているため、ヘビーウエイト樹脂用のガンブルー液で黒染めできるというのも特長の一つです。
中には黒染め処理をされて販売されているものもありますが、たいていはルースの状態なので、青黒く染め上げたりケースハードゥンに仕上げたりする楽しみがありますね!
ただ、欠点としてはABSより衝撃に弱いという面があります。
サバイバルゲームに携行して楽しむよりも、観賞向きなのかもしれません。
が、ロマン派な私はHWの重みを感じながらフィールドを駆け巡っています。
ABS ブラック
次は色を見ていきましょう。
こちらがABS マットブラック 仕様
光沢のないタイプのブラックです。
ヘビーウェイトのブラックとよく似ていますが、比較すると滑らか。
プラスチッキーになると言われるABSですが、造形がよくチープには見えません。
ABS Wディープブラック
こちらがABS Wディープブラック 仕様
Wはダブルの略です。
ABS樹脂に二重のメッキをかけ、黒染めされた金属の質感や光沢を表現しています。
保護用のシリコンオイルがイイ感じの反射を醸し出し、情感があふれます。
手間がかかっている分 価格はマットブラックやシルバーよりも割高ですが、文句ない仕上がりだと思います。
ABSシルバー
最後にABS シルバー 仕様
シルバーになると、S&W M36ではなくS&W M60という型番になります。
ABS樹脂にシルバーのメッキ。
M60実銃の素材はステンレス鋼ですが、それを表現しています。
まとめ
今回はマルシンのM36 / M60 を通して、素材と色を見ていきましたがいかがでしたでしょうか?
お気に入りの素材と色はございましたか?
購入する際の判断の一助になれば幸いです。
それではみなさん、よいガンライフを!!
writer:まえやん