こんにちは、まえやんです。
今回は東京マルイから「エアーリボルバープロ」の第二弾、「コルト M1851 NAVY」をギャラリー形式にて紹介していきたいと思います。
コルト M1851 NAVYの来歴
1840年代から1850年代にかけてのアメリカ。
西部開拓の真っただ中にあり、特に1849年のカリフォルニア・ゴールドラッシュによって、西部への移住者が急増しました。
その結果 西部は無法地帯となり、ならず者や白人の移住を良しとしないインディアンとの衝突が頻発し、個人の護身用や保安官の武装として高性能なリボルバーの需要が高まりました。
アメリカとメキシコの戦争(米墨戦争)では、コルト・ドラグーンが活躍したこともあり、リボルバーの利便性が評価されたことを受け、1851年 コルト M1851 NAVYが誕生することとなります。
コルト M1851 NAVYの特徴
コルトM1851ネイビーは .36口径のパーカッション(前装式)リボルバー であり、現代の薬莢を装填するだけで撃てるカートリッジ式リボルバーとは異なり、シリンダーのチャンバーごとに火薬と弾丸、パーカッションキャップ(雷管)を装填する必要があります。
カート式のリボルバーはM1851発売の数年後より普及し始めましたがまだまだ威力や集弾性に欠けていました。
1961年からの南北戦争ではM1851 NAVY はM1860 ARMY とともに信頼を置けるハンドガンとして活躍することになります。
東京マルイ コルト M1851 NAVYについて
SAAもそうですが、東京マルイが150年以上前の銃をモデルアップするなんて夢にも思いませんでした。
しかもパーカッション式なんて!
東京マルイのチャレンジ精神がとても溢れていると思います。
今後もとても期待できますよね♪
それでは見ていきましょう!
パッケージ
まずはパッケージから。
焼き印された木箱をモチーフにしたパッケージはかなり豪華。
SAAのパッケージもかなりゴージャスでしたが さらに上をいきます。
ザラザラとした感触、エンボス加工が施されて質感が向上しています。
これはスゴイ!
情感たっぷりすぎるでしょう!このまま飾れそうです。
内容物は以下のとおり。
- M1851本体
- パーカッションキャップ×8(スペア2個を含む)
- ホップ調整ツール
- 安全キャップ
- 取扱い説明書
- クリーニングロッド
- BB弾(0.12g/100発)
本体正面
全長:339 mm
銃身長:110 mm
重量:450g
使用弾丸:6mm BB(0.12〜0.2g)
装弾数 6 発
手に取った感じ少し軽いかなと思いましたが、構えてみると前よりの重心でイイ感じの重みを感じます。
全体の美しさもさることながら、最も目に入るのがシリンダーのエングレービング。
かなり繊細な造りです。実銃も全ての銃に施されていたのでしょうか??
フレームには「COLTS PATENT」の刻印が。
本体右側
右パネルの刻印
バレル・サイト
8角形のバレルの上面にはサミュエル・コルトの刻印が。
正面から見ると8角形がよくわかりますね。
インナーバレルはかなり奥まっていてほとんど見えません。
フロントサイトは真鍮製の円錐形。
ふいに出てくる金色の機能美がイイ。
リアサイトはハンマーとの一体型。
グリップ
樹脂製ではありますが、磨きこまれた木材と見紛う程。
かなり丁寧な造りです。
底面はこんな感じ。
SAAの時もそうでしたが、構造上グリップ内にエアタンクを納めるため、実銃よりもやや太く作られています。
シリンダーの交換
装填には6つあるチャンバーごとに 火薬・薬莢・雷管を詰める必要があり、戦闘中にそれを行うことはかなり困難なことです。
解決方法として、あらかじめそれらを詰め込んだシリンダーをスペアとして携行し、すばやくシリンダーを差し替えることでリロードするという方法がとられていました。
シリンダーをオートマチック銃で言う所の「マガジン」として扱う感じですね。
東京マルイさんからもスペアシリンダーとして本体とは別で販売しています。
シリンダー交換の手順は以下のとおり。
まず本体右側の写真矢印で示したところの金具を少し下にさげ、そのまま左側へ押し込みます。
すると、スルっとバレルを引き抜くことができます。
そのままシリンダーも簡単に抜くことができるので、スペアのシリンダーを差し込みます。
差し込みはスリットを合わせる必要があるので、慣れないとちょっと手間取りますね。
BB弾の装填
BB弾の装填はシリンダーを取り外しても行えますが、実銃の火薬詰め込みの動作を行いたいのでやってみます。
まずは少しハンマーを起こしてハーフコック状態に、これでシリンダーが回せるようになります。
(火薬を既に入れたテイで)前面からBB弾を詰め、
ローディングレバーを下げることによってBB弾を詰めこむことができます。
最後にパーカッションキャップをシリンダー後部に嵌め込むことでローディング完了。
パーカッションキャンプはエアガンとしては飾りにしかなりませんが、実銃の一連のローディングギミックを楽しめるところが魅力ですよね。
HOP調整
HOP調整ダイヤルはローディングレバーを下げたときにバレルの下面に現れます。
指で操作できそうに見えて少し奥まっているので、付属のホップ調整ツールを使いましょう。
まとめ
「東京マルイ コルト M1851 NAVY」エアリボルバー、いかがでしたでしょうか?
価格は少々高めですが、あまりある品質とこだわりを持ったギミックの再現など、手に入れる価値は大いにあると感じました。
最後までご覧いただき、ありがとうございました!
writer:まえやん