
こんにちは、まえやんです。
今回は「コルト・テキサス・パターソン」HWS(ハートフォード)社製モデルガンの写真をアップしていきながら、お話していきたいと思います。
コルト・テキサス・パターソンは、アメリカの銃器史において非常に重要な位置を占めるリボルバーです。
1836年にサミュエル・コルトによって設計され、世界初の量産型回転式拳銃として知られています。
その革新性と独特なデザインは、後のリボルバーの基礎を築くものでした。
コルト・テキサス・パターソンとは?
コルト・テキサス・パターソンは、1836年から1842年にかけて製造された、.36口径および.28口径のリボルバーです。最大の特徴は、
「シリンダーが5連発であること」
「トリガーが折り畳み式になっており、撃鉄を起こすと自動的に展開されること」
当時のピストルとしては「画期的な回転式弾倉を備えていること」
このモデルは、テキサス・レンジャー隊にも採用され、インディアン戦争やメキシコ戦争においてその性能が高く評価されました。
テキサス・レンジャーとは?
テキサス・レンジャーは、19世紀初頭に設立されたアメリカ・テキサス州の法執行機関であり、アウトローやインディアンとの戦いに従事しました。彼らは法の執行だけでなく、偵察や戦闘にも参加し、その勇猛果敢な戦いぶりから伝説的な存在となっています。
テキサス・レンジャーはコルト・テキサス・パターソンを携行し、その5連発リボルバーによって圧倒的な火力を得ました。
彼らの活躍により、この銃は「テキサス・パターソン」として知られるようになりました。
ハートフォード製 コルト・テキサス・パターソン モデルガン
ハートフォード(HWS)は、日本国内で高品質なモデルガンを製造するメーカーとして知られており、歴史的なディテールを忠実に再現し、多くのコレクターに支持されています。
それでは、実際に見ていきましょう!
パッケージ
HWSのパッケージ。
線画でのトリガーは折りたたまれている状態。
蓋を開けたところ。
極めてシンプルな造り。
本体は実際にはビニール袋に包まれています。
ニップル・キャップ入りアンティーク調キャップ缶、ニップル・レンチなどが付属します。
正面
正面から。
リボルバーとしてはかなりシンプルな造りですね。
材質はヘビーウェイト樹脂で重量約600gと、程よい重みが心地よいです。
フレームにはケースハードゥン処理がなされており、良い風合いが出ています。
右側
いいですね、この武骨でありながらスマートな感じ。
古式銃の中でも抜きんでたシンプルさ。
バレル
タネガシマを彷彿させるオクタゴナルバレル。
材質のぶ厚さが堅牢さを語ります。
バレル上部には、この刻印が施されています。
ハンマー&トリガー
トリガーは通常時はフレーム内部に収まっています。
猫の足のようなハンマーを引くと、、、
トリガーが展開され、引けるようになります。
現代銃では見られない、一風変わっていますが、これこそテキサス・パターソンの特徴。
暴発を防ぐことにもなる実用的なものとなっています。
サイト
引いたハンマーがそのままリアサイトになる設計。
フロントサイトは真鍮製。
金色の金属感が、視認のしやすさと高級感を醸し出します。
しかし、このころの銃の集弾性って、どんなものだったのでしょうか、、、、?
シリンダー
下から見上げると、5連装なのが分かりますね。
ノンフルートで、着火の衝撃に耐えれるよう厚みがあります。
シリンダーをよく見ると、レリーフが全面に施されています。
かなりの凝り具合ですね。
グリップ
アイボリー(象牙)風のグリップ。
小ぶりで、現代のハンドガンと比べると持ちにくさを感じるかもしれませんが、慣れれば腰撃ちでもエイム撃ちでも行いやすい形状だと思います。
まとめ
歴史的な銃をコレクションしたい方、西部劇の世界観を楽しみたい方、リアルな動作を体験したい方に、に特におすすめの逸品だと思いました。
テキサス・レンジャーの歴史とともに楽しむことで、より深い魅力を感じることができるのではないでしょうか。
最後までご覧いただき、ありがとうございました!
writer:まえやん

