こんにちは、まえやんです。
今回はタナカワークスのモデルガンを用いて、S&W M36とM360の違いについて説明したいと思います。
Jフレーム
M36とM360は同じJフレーム、どちらも人気の型で、日本警察をはじめ様々な組織での採用や、映画やアニメなど様々なメディアで取り上げられています。
シリンダーの長さ
早速ですが違いはここ!
M36のシリンダーを取り外して、M360と並べてみました。
微妙ですが、シリンダーの長さが違うのがわかります。
弾薬 – カートリッジ
小型リボルバー「チーフスペシャル」(後にM36とナンバリング)が開発された際、使用できる弾薬は「.38 スペシャル弾」でした。
しかし、より強力な「357 マグナム弾」を使用したい!
との願いから、M360が誕生したのでした。
M36
実際に入るかどうか、タナカワークス製のモデルガンで試してみましょう。
(ピントがずれてしまった(汗)
.38 スペシャル弾は、もちろん対応しているのできっちり納まりますよね。
357マグナム弾は.38スペシャル弾と直径は同じため入りますが、シリンダーの長さが足りないためシリンダーを閉じることができません。
M360
お次はM360、海上自衛隊仕様のモデルガンを使用。
.38 スペシャルは収まります。
357マグナム弾も収まりました!
注意点
「M360は357マグナム弾が使える!」が違いの回答でした。
しかしながら実銃の世界において、日本で使われているM360Jで357マグナム弾は使用できません。
というか、使用してはいけません。
なぜなら、M360は357マグナム弾を使用するにあたって、その強力なパワーに耐えられるよう銃自体が頑強な素材に置き換わっているのですが、M360Jでは「そんな強力な弾、使う必要がない!」「予算の都合上、頑強だとしても高価な素材を使えない!」といった理由で、M36の素材をそのまま使用しているからです。
じゃぁなんでM360なんだよ!
というツッコミは入りますが、この辺りは追っかけていきたいと思います(汗
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は単純な違いに「?」を付けて調べてみました。
最後までご覧いただき、ありがとうございました!
writer:まえやん